シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境政治論/環境政治論2 | 2024 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 飯嶋 佑美 | イイジマ ユウミ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-007L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
環境政治論では、環境問題を歴史、理論、政策、運動といった観点から捉えることを目標にしています。今日、とりわけ大気汚染や気候変動問題、SDGsなどの問題がクローズアップされていますが、その対策のためには資源の問題、新しいエネルギーの問題、持続可能な開発の問題、循環型社会の形成の問題、そして環境ガバナンスや環境レジームの問題などを考慮しなくてはなりません。この授業では、とくに環境政治と環境政策を中心にして、国、地域、地球全体という側面から考察を進めます。
科目目的
環境政治論の目的は、環境問題の歴史とその背景を理解し、それに対してどのような取り組みがなされているのかについての認識を深めること、そしてわれわれがどのような行動をとるべきなのかについての認識をもつことです。具体的には各国の環境問題と環境政策、地球環境問題と環境ガバナンスおよび環境レジームについての理解を深めることで、地球社会の将来にどのようにかかわっていくべきなのかについて考察します。
到達目標
政治学と国際政治学の基礎知識を修得しながら、環境政治全般についての基本的な知識や課題とそれに対する政策的な対応について理解する。とりわけ近年問題となっている気候変動問題などについて、各国の政策的な対応だけでなく、グローバル環境ガバナンスという視点から地球環境政策についての理解を深める。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 文明や政治体制と環境問題
第3回 環境政治のアクター(環境政党・環境NGO・企業)
第4回 地球環境ガバナンスとレジーム
第5回 南北問題や資源をめぐる諸問題
第6回 大気環境
第7回 水環境
第8回 廃棄物と資源循環
第9回 生物多様性
第10回 気候変動1:国際交渉の歴史
第11回 気候変動2:各アクターの取り組み
第12回 持続可能な開発とSDGs
第13回 諸外国の環境問題と環境政策
第14回 自治体の環境政策
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 50 | 与えられた問題に対して、ポイントをクリアしながら説得的に説明できていること。 |
レポート | 50 | 与えられた課題に対して、ポイントをクリアしながら事例を挙げて説明できていること。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト(任意購入)
・竹本和彦編『環境政策論講義:SDGs達成に向けて』東京大学出版会、2020年。