シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅰ | 2025 | 春学期 | 火4 | 商学部 | 阿部 雪子 | アベ ユキコ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-01XS
履修条件・関連科目等
1年次配当の事前登録科目です。詳細はベーシック演習要項で確認してください。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
法人税法、所得税法、消費税法、相続税法、国際課税、国税通則法といった税法全般の基本的事項を習得することを目的とする。租税法の課題や国際取引の中での国際課税の重要性についても学習し、経済活動と租税の関連について必要な知識を身につける。租税法の解釈や適用問題については、裁判例を検討することにより知識を確実なものとする。
科目目的
経済取引において租税がどのように関わるのかについて基本的枠組みを理解し、ビジネスに携わることができるようになるための必要な知識を身につけることを目的とする。なお、この講義科目は「商学部分野別専門科目経済・法律系」の科目に位置づけられる。
到達目標
法人税法、所得税法、消費税法を中心にそれぞれの分野の重要事項については、判例の分析を通じて理解を深め、租税法全般の体系的な知識および法的思考力を身につけることができる。近年、企業の多国籍化が進む中で国際的租税回避の問題が無視できないものとなっているため、その対応策など国際課税に関する基本的な事項についても理解できるようになる。
授業計画と内容
授業計画と内容
第1回 ガイダンス、租税体系、租税の意義
第2回 租税法の基本原則
第3回 所得税法 所得の定義、非課税所得
第4回 所得税法 所得の分類・各種所得の意義①利子・配当・不動産
第5回 所得税法 所得の分類・各種所得の意義②事業・給与・退職
第6回 所得税法 所得の分類・各種所得の意義③山林・譲渡・一時・雑
第7回 所得税法 収入金額・所得の年度帰属、必要経費、損益通算
第8回 所得税法 所得控除と税額控除、課税標準と税額、確定申告書
第9回 国税通則法 納税義務の成立と確定
第10回 国税通則法 申告納税制度
第11回 法人税法 法人所得・法人税額の計算、益金、益金の別段の定め
第12回 法人税法 法人所得・法人税額の計算、損金、損金の別段の定め
第13回 法人税法 法人所得・法人税額の計算、損金、損金の別段の定め
第14回 法人税法 法人所得・ 企業の組織再編等、まとめ
第15回 消費税法 消費税の制度と種類と課税の仕組み、消費税の課税対象
第16回 消費税法 消費税の課税対象(国内取引)
第17回 消費税法 消費税の納税義務者①国内取引、輸入取引
第18回 消費税法 消費税の納税義務者②電気通信利用役務の提供
第19回 消費税法 国内取引の判定基準、国境を越えた役務の提供に係る課税
第20回 消費税法 課税標準と税率、課税売上高
第21回 消費税法 仕入税額控除、帳簿、インボイス方式
第22回 国際課税 納税義務者、国内源泉所得、租税条約
第23回 国際課税 国際二重課税の排除、外国税額控除制度
第24回 国際課税 外国子会社配当益金不算入制度
第25回 国際課税 外国子会社合算税制(タックス・ヘイブン対策税制)
第26回 国際課税 移転価格税制①
第27回 国際課税 移転価格税制②、過小資本税制
第28回 国際課税 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 50 | 授業への貢献度、プレゼンテーション、質疑などを勘案し総合的に評価します。 |
その他 | 50 | 授業への参加率を重視します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
企業での実務経験があります。社会で必要な租税法の知識について解説します。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
公認会計士、税理士等の実務家経験者を招聘し、近時の税法上の重要論点について講義を行っていただく予定である。
テキスト・参考文献等
(春学期/秋学期)
〔テキスト〕 開講時に指示します。
〔参考文献〕 金子 宏 『租税法』(弘文堂)
水野忠恒『大系租税法』(中央経済社)
渡辺徹也『スタンダード法人税法3版』(弘文堂)
水野忠恒編『テキストブック租税法3版』(中央経済社)
阿部雪子『資産の交換・買換えの課税理論』(中央経済社)
その他特記事項
[募集人数]
18名
[利用するソフトウェア]
Windows