シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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発展途上世界の政治2/第三世界論2 | 2024 | 秋学期 | 水4 | 法学部 | 高橋 正樹 | タカハシ マサキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IS3-002L
履修条件・関連科目等
発展途上世界の政治1/第三世界論1を履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
発展途上世界の政治2/第三世界論2の授業概要は、1990年代以降のグローバリゼーションによる世界の不平等とそれへの反動を扱います。グローバリゼーションの特徴は豊かな北半球と貧しい南半球というような地域による区分ができないため、途上国に焦点を合わせつつ、先進国に関しても考察していきます。1990年代以降、グローバリゼーションが進み世界的な格差が拡大し、その結果、先進国ではポピュリズムや国家主義という「反グローバリゼーション」運動が高まり、途上国では権威主義と混乱(内戦や難民の流出)が引き起こされています。授業ではそれらを詳細に考察します。
資料映像やグループワークを通じて楽しい授業を心がけています。
科目目的
科目の目的は、グローバリゼーションによる世界の不平等構造についての批判的考察をすることです。
到達目標
学生はこの授業を通して、今日の世界には、20兆円以上の個人資産をもつ超富裕者がいる一方で、飢餓状態にある人々や難民として命の危険を冒して故郷を捨てる人々がいる現実を知るでしょう。また、学生はそれらの諸問題へのさらなる関心を深めることが期待されます。
授業計画と内容
1 グローバリゼーションへの視点:途上国と国家と民主主義
2 モノのグローバリゼーション:GATTからWTOへ・バナナ戦争・農業の自由化・ジェネリック薬
3 カネのグローバリゼーション:IMFと途上国、金融の自由化と債務不履行・IMF離れ
4 ヒトのグローバリゼーション:南から北への人の移動:外国人労働者・移民・難民
5 世界の二極化・グローバル階級・グローバルシティ
6 先進国の福祉国家の解体:先進国の反グローバリゼーション運動(EU離脱・トランプ現象)
7 グローバリゼーションと途上国:メキシコ
8 失敗国家化・アラブの春・中南米の停滞・アフリカの混乱
9 租税回避:グローバル・タックス
10 グローバリゼーションと国民国家と民主主義
11 途上国への国際支援:紛争後の国家建設:民主化支援
12 中国と途上国
13 グローバル・サウス
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 授業内容の到達度を確認する。 |
平常点 | 20 | 毎回の授業後の「考察コメント」により、授業を理解したうえで、自ら考察を深めることができたかどうかを確認する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
グループワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
特にテキストは定めず、毎回レジュメを配布し、参考資料はその中で指示する。