シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ロシア政治論1 | 2024 | 春学期 | 金4 | 法学部 | 河本 和子 | カワモト カズコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-013L
履修条件・関連科目等
高校世界史程度の知識を持っていることが望ましいが、必須ではない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
ロシアを政治史の観点からおおまかに理解することを⽬的とする。とりわけ20世紀のソ連期に重きを置き、現代のロシアおよびロシアをめぐる国際関係を理解する上で前提として持つことが望ましい知識の習得に⼒を⼊れる。また、いわゆるハイ・ポリティクスだけではなく、日常生活にも目を向け、社会主義体制のありようを複眼的に捉えることを試みる。日本は、ソ連はもとより現代のロシアとも単純ではない関係を抱える。だからこそ、先⼊観や偏⾒を排し、正確な知識を得ておく必要がある。
科目目的
1.ロシアに関する理解を深める。
2.社会主義という特異な政治経済体制原理を理解する。
到達目標
1.20世紀ロシア政治史の基本的な事項につき理解し、説明できるようになる。
2.20世紀ロシア政治史上の諸論点につき、学んだ知識を用いて分析できるようになる。
授業計画と内容
1.ガイダンス:ロシアの成り立ち
2.第一次世界大戦
3.二つの革命:二月と十月
4.内戦・干渉戦
5.新経済政策
6.上からの革命:急進的社会主義化
7.大テロル:一体性と逸脱
8.大祖国戦争
9.冷戦と国内引き締め
10.スターリン後の角逐
11.改革と冒険:フルシチョフ
12.安定と停滞:ブレジネフ
13.ペレストロイカからソ連解体へ
14.総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
講義内で紹介した論文および書籍の中から関心のあるものを選び、読んでもらいたい。また自らの関心に従って読むべき文献を探すことも勧める。文献探索に関する相談は随時受け付ける。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 80 | 1.20世紀ロシア政治史の基本的な事項につき説明する。 2.20世紀ロシア政治史上の諸論点につき、学んだ知識を用いて分析する。 |
レポート | 20 | 授業内容に対する質問を含むリアクションペーパーを4回提出する。各5%とする。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
分からない・知りたい点を積極的に発見し、それをリアクションペーパーで言語化する。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを用いてレジュメと資料の配布を行う。リアクションペーパーの回収もmanaba経由で行う。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
参 考 書
和田春樹編『ロシア史』山川出版社、2002年。
松戸清裕『ソ連史』ちくま新書、2011年。
シェイラ・フィッツパトリック(池田嘉郎 監訳・真壁広道 訳)『ソ連の歴史』人文書院、2023年。
その他特記事項
参考文献は講義中にも紹介する。