シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
国際政治特講1 戦後ドイツの社会変動と社会運動2 | 2024 | 秋学期 | 木3 | 法学部 | 井関 正久 | イゼキ タダヒサ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-IN3-015S
履修条件・関連科目等
春学期開講の「戦後ドイツの社会変動と社会運動1」を受講していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
デタント・新冷戦期から、ドイツ統一までのドイツ連邦共和国(西ドイツ)の政治、およびそれぞれの時期における抗議運動の変遷を詳細に検討し、西ドイツにおける社会変動を考察する。さらに、右翼ポピュリズムの伸張をはじめ、今日のドイツ社会が抱える諸問題を分析する。
科目目的
ドイツ統一から30年以上経った今日、コロナ禍さらにウクライナ戦争がおこり、世界情勢はふたたび大きく変動しつつある。こうしたなか冷戦の中心にあったドイツを軸に冷戦史全体を振り返ることが改めて重要となってきている。また反原発運動をはじめ、市民がアクティヴに政治に参加するドイツ社会への関心が、日本でもますます高まっている。戦後ドイツ政治史について、西ドイツの内政・外交の展開、市民社会の形成・発展、および社会運動の変遷を中心に検討し、ドイツにおいて抗議文化が定着していった歴史的背景を考察することが本講義の目的である。
到達目標
戦後ドイツを事例に、社会運動が政治や社会の変容において果たす役割を明らかにするとともに、戦後史・冷戦史の知識を深める。
授業計画と内容
第1回 授業の概要・方針
第2回 ポスト「68年」の西ドイツ
第3回 ブラント時代の政治
第4回 極左テロリズム
第5回 シュミット時代の政治
第6回 反原発運動
第7回 新しい女性運動
第8回 環境運動・反核平和運動
第9回 緑の党の躍進
第10回 コール時代の政治
第11回 東欧革命と東西ドイツ
第12回 「ベルリンの壁」崩壊
第13回 ドイツ統一とその後
第14回 まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
---|---|---|
期末試験(到達度確認) | 80 | 論述試験 |
平常点 | 20 | 授業への参加度、授業態度 |
成績評価の方法・基準(備考)
毎回出席をとる。欠席数の多さによっては成績評価の対象外となる場合もある。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
井関正久『戦後ドイツの抗議運動 ―「成熟した市民社会」への模索』(岩波書店, 2016年)
その他、授業中に随時紹介する。