シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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メディア・コミュニケーション論 | 2024 | 秋学期 | 月5 | 法学部 | 高橋 徹 | タカハシ トオル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-CS1-002L
履修条件・関連科目等
1年生から受けられるメディア政治系の科目として、「コミュニケーション論」(春学期)、「専門総合講座A1 現代社会と新聞」(秋学期、読売新聞社との提携講座)がある。メディア政治コースに関心のある人には、これらの講義の受講を勧める。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
コミュニケーション論(春学期)では、コミュニケーション論の基礎論を中心に扱うが、本講義ではマスメディアやインターネットを介して行われるメディア・コミュニケーションを取り上げる。特に本講義で中心となるテーマは、そうしたメディア・コミュニケーションによる政治(政策論議や国民世論)への影響となる。いいかえれば、メディア・コミュニケーションと民主主義が本講義のテーマといえる。
科目目的
伝統的なマスメディアやインターネットによるものを代表例として、メディア・コミュニケーションの社会的効果に関する研究を中心にその主な知見を習得することを目指す。
到達目標
メディア・コミュニケーション論の視点から現代社会、とりわけ政治の動きや民主主義のあり方について考察する力を獲得する。
授業計画と内容
1.導入(メディアコミュニケーション論の視点)
2.マスコミュニケーション論1(マスコミ強力効果説、限定効果説と先有傾向仮説ほか)
3.マスコミュニケーション論2(議題設定機能仮説)
4.マスコミュニケーション論3(選挙情勢報道とアナウンスメント効果)
5.マスコミュニケーション論4(沈黙のらせん理論)
6.マスコミュニケーション論5(スキーマ論)
7.マスコミュニケーション論6(イグゼンプラー効果、プライミング効果)
8.マスメディアが作るリアリティ1(擬似環境論、ステレオタイプ)
9.マスメディアが作るリアリティ2(培養効果論、フレーミング論)
10.社会の中のマスメディア(マスメディア・システムの理論)
11.インターネット時代のメディア・コミュニケーション論1(初期研究、公共圏論)
12.インターネット時代のメディア・コミュニケーション論2(選択的接触・先有傾向仮説再考)
13.インターネット時代のメディア・コミュニケーション論3(敵対的メディア認知、メディア間議題設定)
14.新しい社会的メディアと現代社会
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
提供するテキストには、参考文献を記載しているので、テキストの内容をさらに詳しく学びたい場合は、それらの文献も参考にしてほしい。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 各回の講義内容に関する課題の提出、講義中アンケートへの回答などの講義への積極的参加の姿勢をもとに評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
個別の質問には、メールにて対応する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
担当教員が作成したテキストを毎回コースコンテンツから配布する。
【参考書】(一般的な参考書)
竹内・児島・橋元編著『新版 メディア・コミュニケーション論I』、北樹出版、¥2,400
田崎篤郎・児島和人編著『マス・コミュニケーション効果研究の展開(改訂新版)』、北樹出版、¥1,800