シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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基礎演習2 | 2024 | 秋学期 | 月3 | 法学部 | 菊地 重秋 | キクチ シゲアキ | 2年次のみ | 2 |
科目ナンバー
JU-BS2-002S
履修条件・関連科目等
企業倫理や研究倫理などの授業を履修するか、関連する著作を読んでおくことが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
我が国では近年、企業不祥事や研究不正の報道が目立っています。企業倫理や研究倫理の授業がなかったことが理由の一つだと思われます。そこでまず倫理面の意義・重要性について学び確認します。次いで、レポートの書き方、プレゼンの仕方について学びます。その後は、参加者それぞれのテーマに取り組みます。
科目目的
企業や研究の倫理について学ぶことにより、倫理面の重要性を理解するとともに、就業予定の職業について考える際に役立てること。また、テキスト学習や各自のテーマに沿ったレポート作成を通じて、プレゼンテーションやレポート作成のスキルを身につけること。
到達目標
倫理面の意義・重要性を説明できるようになること。また、自らテーマを定めて調査したことを、レポートにまとめたうえ、パワーポイント等を用いてプレゼンテーションできるようになること。
授業計画と内容
【後半14回】
(1)教員プレゼン(夏休み中の成果、質疑応答、他)、学生プレゼンの予定の決定など
(2)レポート課題検討会①(受講生A・B対象、レポートの構成を考える)
(3)レポート課題検討会②(受講生C・D対象、レポートの構成を考える)
(4)レポート課題検討会③(受講生E・F対象、レポートの構成を考える)
(5)レポート課題検討会④(受講生G・H対象、レポートの構成を考える)
(6)レポート課題検討会⑤(受講生I・J対象、レポートの構成を考える)
(7)レポート課題検討会⑥(受講生A・B対象、構成の再検討・追加調査を考える)
(8)レポート課題検討会⑦(受講生C・D対象、構成の再検討・追加調査を考える)
(9)レポート課題検討会⑧(受講生E・F対象、構成の再検討・追加調査を考える)
(10)レポート課題検討会⑨(受講生G・H対象、構成の再検討・追加調査を考える)
(11)レポート課題検討会⑩(受講生I・J対象、構成の再検討・追加調査を考える)
(12)レポート課題・完成版・発表会①(受講生A・B・C・D対象)
(13)レポート課題・完成版・発表会②(受講生E・F・G・H対象)
(14)レポート課題・完成版・発表会③(受講生I・J対象、総合評価・他)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
最終的にレポートとプレゼン用スライド原稿を作成して提出すれば良いわけですが、その過程で、資料の集め方や原稿の作り方も身につけて欲しい、と考えます。そこで、テキスト以外に、プレゼンとレポートの参考文献を自ら探して活用するように推奨します。(自習課題)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | (ア)8千字〜1万字のレポートと(イ)レポートの中身を説明するスライド原稿(プレゼン所要時間15〜20分)について出来栄えを評価します。 |
平常点 | 50 | (ア)レポート作成とスライド作成に関するテキスト学習における分担と(イ)自分のテーマにそったレポート・スライド原稿の作成過程での中間発表(2〜3回)について奮闘・努力・工夫などを評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
・出席率が70%に満たない場合や課題を提出しない場合は、E判定とします。
・当授業は、他人(学生や教員)のプレゼンなどを参考にしつつ、テーマに沿って文献資料などを集め、自分のプレゼンとレポートを完成させる「練習」を行うことがポイントです。そこで、他人の発表などは自分の参考になるものと考え、改善点や調べ方を発表者とともに考え、色々提案して欲しいと思います。また、自分の発表などのために、自ら考え調べなければなりませんが、他人からの提案などについても前向きに検討してほしいと思います。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
・事情に応じてメールで指導・助言を行いますし、問い合わせがあれば対応します。
アクティブ・ラーニングの実施内容
プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
(ア)レポート作成とスライド作成に関するテキスト学習においては、内容の紹介を分担していただきます。(イ)各自のテーマにそったレポート・スライド原稿の作成においては、自らのテーマについて発表(2〜3回)していただきます。
授業では毎回、意見・助言・感想などを求めますので、前向きの発言をお願いします。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
プレゼンの練習のためプロジェクター等(レーザーポインター含む)を積極的に活用するように努めます。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
・テキスト(貸与の予定):
(1)木下是雄『レポートの組み立て方』筑摩書房(文庫、1994)、ISBN-10:4480081216
(2)宮野公樹『研究発表のためのスライドデザイン』講談社(2013)、ISBN-10:4062578131
(3)トーマス・H・ダベンポート、ジュリア・カービー(山田美明・訳)『AI時代の勝者と敗者』日経BP(2016)、ISBN-10:4822251624
・資料・プリント等:配布予定
・参考文献の例(下記文献または類書を読むよう推奨します):
(1)宮野公樹『学生・研究者のための使える PowerPoint スライドデザイン』化学同人(2009)、ISBN-10:4759811753
(2)戸田山和久『最新版 論文の教室 レポートから卒論まで』NHK出版(2022)、ISBN-10:4140912723
その他特記事項
・「菊地重秋」を用いてサイニー(CiNii)やウェブ上で検索すると、教員(菊地重秋)の最近の論文などを閲覧することができます。
(★)今までの参加者のテーマ例:三菱自動車リコール隠し事件(再発防止策など);企業の営業秘密流出問題;ロボット兵器の進化と倫理;安楽死の倫理;出生前診断の倫理;アカハラ;日本の研究不正;弁護士の懲戒処分の傾向と対策;会計検査制度の概要と問題点;脳死と臓器移植;FinTechについて(現状、可能性、問題点);企業会計不正(東芝など)の再発防止策;遺伝子組換え作物の現状・問題点;地方公務員の倫理;医療用大麻は認めるべき;マイナンバー制度の改善点;自動運転の問題点と改善策(技術面、制度面、法的責任の所在);雇用・労働とAI(影響、活用、等);医療とAI;ゲノム編集食品(従来技術との比較、懸念、活用、未来);ヒト受精卵のゲノム編集の是非;授業改革(オンライン授業の未来、課題、等)、など。
(★)今回の推奨テーマの例:人工知能(AI)、ロボット、大学と軍事研究、ゲノム編集、昆虫食、スポーツの科学(科学やAIの活用)