シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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演習Ⅰ | 2025 | 春学期 | 火5 | 商学部 | 中野 暁 | ナカノ サトシ | 3年次のみ | 2 |
科目ナンバー
CM-IF3-11XS
履修条件・関連科目等
3年次配当の事前登録科目です。
演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ・論文はセット履修科目です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【研究テーマ】
マーケティング・リサーチ
このゼミでは、「マーケティング・リサーチ」をテーマに研究の考え方を学び、マーケティングの発想を持ちながら、それを実践していく力を養っていきます。
具体的には、①マーケティング・リサーチ方法論と②マーケティングの実証研究を核としながら、学術研究の作法や論理的思考、データ分析について学んでいきます。
3年次では、輪読やグループ研究を行い、最終的に4年次では、個人で卒業論文を執筆します。また、機会をみて企業とも連携した試みを行います。
科目目的
この科目は、カリキュラム上の「商学部アドヴァンスト科目」であり、商学部スタンダード科目及び商学部分野別専門科目の発展的な科目として位置づけされています。この科目での学習を通じて、主体的学習能力を習得することを目的としています。
現代のマーケティングでは科学的な意思決定が重視され、そのためには様々な種類のデータを活用していくことが求められています。一方で、データを活用してくためには、(1) そのデータを正しく集める力、(2) 集めたデータを適切に分析する力が必要です。そして、何より、(3)研究やビジネスの目的を設定し、それに応じて、データに基づいて知見を創出し、提言していく力が必要です。
このような(1)~(3)の実践力を学術論文の作成を通じて身につけていくことが、本科目の目的となります。
到達目標
(1) データを適切に収集し評価する力を、マーケティング・リサーチ方法論を学びながら身につけていく
(2) 集めたデータを適切に分析する力を、マーケティングの実証研究を通じて身につけていく
(3) 論文作成を通じて、問いの設定やデータに基づく議論、応用の力を養う
授業計画と内容
全体の流れ
3年 春学期
研究の基礎知識を学習します。
(1) マーケティング・リサーチ方法論
調査の設計や対象者のバイアス、不適切回答の識別等
(2) マーケティングの実証研究
消費者行動理論に基づき、仮説を設定し、データを収集・分析
テキストおよび論文の輪読を行います。なお、(2)については、各年でゼミ内テーマを設定し、そのテーマに関わる論文を探索します。
3年 秋学期
複数人でのグループ研究を企画実施します。マーケティング・リサーチ方法論、ないしは、マーケティングの実証研究(当年のテーマに関連したもの)のどちらかをチーム内で選択し、それに関わる研究の企画・実行を行います。
なお、担当教員の講義である「マーケティング・リサーチ」未履修者は、今学期中に履修することを求めます。
4年
卒業論文に向けて、個人でテーマを設定し、論文を書いていきます。
<3年 春学期>
1. イントロダクション・役割決め
2. 研究とは何か、論文の読み方
3. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(1) 調査設計
4. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(2) 種々のデータとそのバイアス
5. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(3) 総調査誤差フレームワーク
6. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(4) 回答精度の評価
7. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(5) 不適切回答者識別 IMC
8. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(6) 不適切回答者識別 DQS
9. マーケティング・リサーチ方法論 文献の輪読とディベート(7) 総合討議
10. マーケティングの実証研究 テーマ探索
11. マーケティングの実証研究 関連論文の紹介 (アブストラクト)
12. マーケティングの実証研究 リサーチギャップの見つけ方と理論的・実務的貢献
13. マーケティングの実証研究 論文のまとめ報告
14. マーケティングの実証研究 論文のまとめ報告 (改訂報告) 、研究グループの決定
<3年 秋学期>
15. イントロダクション、グループでの夏季成果の報告
16. 研究テーマに関する議論
17. 研究テーマの補強:必要な文献調査等
18. 調査設計(1)
19. 調査設計(2) 前回コメントに対する修正確認
20. 調査実施・結果の簡易報告
21. データ分析
22. 結果の考察・ディスカッション
23. 発表準備 (1)
24. 発表準備 (2) 前回コメントに対する修正確認
25. 発表会
26. フィードバック
27. 卒論に向けた個人テーマ検討(1)
28. 卒論に向けた個人テーマ検討(2) 前回コメントに対する修正確認
<4年 春学期>
1. イントロダクション・研究計画発表
2. 研究計画の精緻化(1) リサーチギャップと貢献
3. 研究計画の精緻化(2) 前回コメントに対する修正
4. 研究計画の精緻化(3) 再修正
5. 先行研究調査(1) 関連文献の網羅性の確認
6. 先行研究調査(2) 調査結果の報告と議論
7. 先行研究調査(3) 不足部分の改訂
8. リサーチクエスチョン・仮説の精緻化(1) 発表
9. リサーチクエスチョン・仮説の精緻化(2) 前回コメントに対する修正確認
10. 調査設計(1) 雛形の提示
11. 調査設計(2) 討論
12. 調査設計(3) 修正反映・実査前最終確認
13. データ収集の確認
14. まとめと今後の進め方の確認
<4年 秋学期>
15. 夏季 成果報告
16. データ分析とディスカッション(1) 不足部分の確認
17. データ分析とディスカッション(2) 追加分析
18. データ分析とディスカッション(3) 追加分析
19. 論文執筆と進捗報告(1) イントロダクション確認
20. 論文執筆と進捗報告(2) イントロダクション改訂
21. 論文執筆と進捗報告(3) 主要結果の確認・改訂
22. 中間報告
23. 論文執筆と進捗報告(4) 全体の確認
24. 論文執筆と進捗報告(5) コメントへの対応
25. 論文執筆と進捗報告(6) 全体の確認
26. 論文執筆と進捗報告(7) コメントへの対応
27. 論文の精査
28. 最終報告
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
演習成果の報告を頻繁に行っていただくため、授業時間外でその準備が必要になります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 演習課題の発表 50% ディスカッション・講義への貢献 50% |
成績評価の方法・基準(備考)
講義への参加を重視します。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
必要に応じてOnline会議システムを使用して講義を行う場合があります。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
国内のマーケティング・リサーチ企業で8年間の実務経験があります。メーカー、小売、広告・メディア等の顧客のマーケティング・リサーチ業務遂行支援やデジタル・マーケティング実践、データサイエンス技術を用いた課題解決、共創型の定性ワークショップ等の業務に携わってきました。また、行動ログデータを用いたマーケティング・リサーチシステムの新規事業開発、データ品質管理(消費者パネルデータの調査設計、バイアス検証、補正技術開発)やマーケティング・リサーチ手法に関わる研究開発業務の経験があります。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
ビジネスにおけるマーケティング・リサーチと、学術研究におけるマーケティング・リサーチの違いを踏まえながら、双方において実践的に活用できる考え方・手法を提供します。
実務における事例についても適宜紹介します。
テキスト・参考文献等
適宜指示します。
その他特記事項
このゼミではマーケティングの実証研究を行いますが、3年春学期中に理解度確認を行い、その結果分析方法に関する理解が足りないと判断された場合、担当教員の講義である「マーケティング・リサーチ」への出席を補講として求める場合があります。
ノートPCは毎回持参していただきます。
分析には、RおよびEXCELを使用します。ただし、講義内で積極的にサポートはしませんが、SPSS, STATA, Pythonを使った分析に対しても指導は可能です。
研究遂行や輪読に関わるテキスト等は、購入が必要となります。
[募集人数]
15名
[募集方法]
〇レポート
〇面接
[国外実態調査]
実施しない