シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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専門演習A2 | 2024 | 秋学期 | 水2 | 法学部 | 山崎 望 | ヤマザキ ノゾム | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL3-016S
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
第一に、「専門演習A1」(山崎担当)をうけて、このゼミでは資本主義とポピュリズムに着目し、自由民主主義の危機をめぐる議論をしていきます。毎回、事前に決めた報告者に文献を要約したレジュメをもとにプレゼンテーションをしてもらい、議論すべき点について参加者全員で議論を行っていきます。
第二に、演習論文の執筆をしてもらいます。
科目目的
本演習では、第一に、自由民主主義の危機と呼ばれる現象を分析し、その要因をめぐる先行研究を輪読することで理解を深め、レジュメと私見の作成・プレゼンテーション・議論を行います。
第二に、各自の問題意識に即した演習論文の執筆を行っていきます。それを通じて社会に生きる人間として求めらえる、批判的・創造的な考え方の基礎を作っていくことが目的です。
到達目標
到達目標は以下の三つです。
1.文献の購読と理解、文献の的確な要約、自分の考えの整理、相手に内容を適切に伝えるプレゼンテーション、ゼミ生全員の議論を通じて異なる考え方を知り自分の考えを再検討できる力を身に着けること
2.自由民主主義に危機をもたらすとされる資本主義とポピュリズムについての理解を深めること
3.各自、演習論文の執筆を行うこと
授業計画と内容
第1回 イントロダクション
第2回 文献購読+議論:ポピュリズムを考える(理論編)
第3回 文献購読+議論:ポピュリズムを考える(事例編A)
第4回 文献購読+議論:ポピュリズムを考える(事例編B)
※第2~4回 水島治郎編『ポピュリズムという挑戦』から論文抜粋
第5回 演習論文テーマの設定/問題意識の報告
第6回 演習論文の先行研究の整理/報告
第7回 演習論文の目次の作成・報告
第8回 文献購読+議論:資本主義を考える
第9回 文献購読+議論:資本主義とレイシズム
第10回 文献購読+議論:資本主義とケア
第11回 文献購読+議論:資本主義と民主主義
第12回 文献購読+議論:資本主義と社会主義
※第8回~12回 ナンシー・フレイザー『資本主義は私たちをなぜ幸せにしないのか』
第13回 演習論文報告(1)前半
第14回 演習論文報告(2)後半
※受講生の参加人数に応じて、受講生と話し合って内容や順番については正式に決めていきます。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
・報告者は文献を要約したレジュメ・私見を作成し、当日にプレゼンテーションを行うこと。
・各自、演習論文の執筆に取り組むこと。時間外にオンラインを利用した論文指導を行う予定である。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 40 | 議論回数における議論への参加および、報告回数におけるレジュメ・私見の作成とプレゼンテーションについて評価します。 |
その他 | 60 | 演習論文の執筆について評価します。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
反転授業(教室の中で行う授業学習と課題などの授業外学習を入れ替えた学習形式)/ディスカッション、ディベート/プレゼンテーション/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
manabaを通じてレジュメの配布などを行う予定です。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
課題文献は以下の通りです。
・ナンシー・フレイザー、『資本主義はなぜ私たちを幸せにしないのか』、ちくま新書、2023年
・水島治郎編、『ポピュリズムという挑戦』、岩波書店、2020年
※ナンシー・フレイザー『資本主義はなぜ私たちを幸せにしないのか』のみ、講義開始前に購入もしくは図書館などから借りて準備しておいてください。他のものについては別途初回に指示をします。