シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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技術史1 | 2024 | 春学期 | 月3 | 法学部 | 高橋 智子 | タカハシ トモコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OS1-005L
履修条件・関連科目等
春・秋学期はそれぞれ世界と日本を対象にするので独立している。技術そのものについての知識は、一般常識以上のものは前提としない。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
技術の歴史を古代から20世紀までをラッシュで概観する。具体的には石器時代の技術から電算機の登場まで、人類がこれまでに生み出してきた様々な技術を駆け足で紹介する。特に社会の生産基盤を形成してきた生産技術と、その技術によって生産された生産物とが、人類の生活、社会の仕組みをどう変えてきたのかを検討する。
科目目的
技術の歩みを辿りながら、技術の発展が社会に与えた影響について理解する。このことを通じて、現代における技術の役割や在り方を見極めるための「技術を見る眼」を養うこと。技術は物質的体系であることを理解すること。
到達目標
授業を通じて「技術を見る眼」を養い、これからの技術と社会の関係を考えるための視座を獲得する。
授業計画と内容
1 はじめにー技術を見る目
第一部 古代の技術
2 石器時代の技術
3 巨石建築の技術
4 金属の利用
第二部 中世の技術
5 動力技術-水力・風力・畜力の利用
6 冶金・鉱山技術
7 マニュファクチュアの発達
第三部 産業革命の技術
8 工場制機械工業の成立
9 動力技術の発達
10 アメリカの工業化
第四部 20世紀の技術
11 電気技術-発電所の登場
12 第一次世界大戦と技術
13 第二次世界大戦と技術
14 まとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
生産の現場に触れる機会は少ないですが、科学技術に関する博物館や資料館に足を運んだり、さらに工場見学などに参加して、直に技術に触れてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 70 | 授業内容の確認 |
平常点 | 30 | 授業毎にリアクションペーパーの提出・小テスト |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験の結果と平常点を総合的に評価して成績とします
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは特に指定しない。
参考文献・映像資料を授業中に適宜紹介する。
その他特記事項
授業の工夫 「これからの技術の在り方を考えるためにこれまでの技術の在り方を検討する」という視点から、manabaを使って情報提供を行います。物質体系としての技術は、文字情報からは理解が難しいので、できる限り図版や映像情報を用いる予定です。また受講生間の意見交流ができるようにします。現代は「歴史の転換点」にあると指摘されることがあります。現代の科学技術は、ヒロシマ原爆をはるかに超える破壊力をもつ兵器を登場させ、さらに専門家の頭脳労働までも機械に置き換え、DNAを編集することで生命情報さえコントロールできる可能性をもっています。21世紀を生きる皆さんは、どんな科学技術が欲しいですか。