シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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文化論B1 | 2024 | 春学期 | 水4 | 法学部 | 相田 淑子 | アイダ ヨシコ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO3-003L
履修条件・関連科目等
おそらく今年度のみの開講となりますので、興味関心を抱く学生の履修を期待します。
授業で使用する言語
日本語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
日本語の講義であるが、扱う欧文の資料(古典ラテン語、中世フランス語)は、翻訳AIでは和訳することが難しいので、適宜和訳を資料として配布する。
授業の概要
この授業では近代社会の萌芽期である16世紀を扱います。担当者の専門であるフランスの16世紀を中心に、西欧の16世紀に目を向けていきます。まず歴史的な推移を基盤にして、中世末からルネサンス期を一望します。晩年のダ・ヴィンチが見たフランソワ一世の宮廷、盛期ルネサンスからマニエリスムへの転換を考察しましょう。当時の芸術家と為政者の協力あるいは拮抗関係はどうようなものであったのかもみていきます。最後に、一般に西欧世界とは無縁のように扱われる当時の日本が、幾つかの分野では西欧世界に影響を与えていたという事例を紹介します。
科目目的
16世紀の西欧世界への知識と理解を深めること。
到達目標
特定の時代を通して、多様性への理解を深めると共に寛容の力を意識し、現代とつながる問題を解決していく上での助けとする。
授業計画と内容
1.はじめに:講義内容の説明、参考文献の紹介、16世紀へのアプローチ
2.ルネサンスにおける人文主義と異教の問題:『ダ・ヴィンチ・コード』とレオナルド・ダ・ヴィンチ
3.フランソワ一世の宮廷文化(美術、音楽)
4. 16世紀の発明:建築と美術工芸品(ロワール河岸の城から)
5.アンリ2世の宮廷:国家プロジェクトとしての文化催事
6.マニエリス期の芸術、文化:知的財産の保護
7.16世紀の知(ロンサールの「デーモン」より)
8.16世紀の知(モンテーニュの『エッセ』「人喰い人種」から)
9.16世紀の知(東洋学者ギヨーム・ポステル(1510-1581)の場合)
10. 16世紀の文学(ラブレー、デュ・ベレー他)
11. 16世紀の航海:
12. 16世紀の宗教(宗教戦争、ユダヤ人の新キリスト教徒)
13. 16世紀の宗教(海外布教、イエズス会の宣教活動:アジア、日本への布教)
14. 前期のまとめ
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 授業への貢献。2回に1回のリアクションペーパーの提出を成績評価に加える。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験は行なわないが、2回に1回課題とするリアクションペーパーの内容は、成績評価に加えます。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業中に、レスポンを使って、コメントを求めます。
授業におけるICTの活用方法
クリッカー/タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
使用教科書はありません。
レジュメや資料配布をmanabaあるいは紙面でおこないます。