シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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音楽A2 | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 二宮 玲子 | ニノミヤ レイコ | 1・2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO1-020L
履修条件・関連科目等
専門的な知識は要りません。授業で取り上げる様々な音楽に心を開き、実習を体験する事によりイメージ能力を高めたいと思っている人。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
①映画と音楽をテーマに、様々な名画のシーンと音楽の関係について研究します。
②リズムをテーマに、西洋音楽とアフリカ音楽の融合から派生したジャズやブルース、ロックンロール、ソウル、ヒップホップ等のアフリカン・アメリカン音楽の歴史を研究します。
③1チーム7,8人のグループに分かれて、サンバの実習や、リズムアンサンブルによるセッション、オリジナル画像や映像のための音楽の選曲を行います。
④学期後半には応用実習として、美術B2の履修生とのコラボレーションによる音楽と朗読のための仮面劇をグループごとに創作します。
(2023年は美術B2の受講生が様々な音楽を聴いてキャラクターの仮面を制作。音楽A2の受講生の各グループが、そのなかから登場人物を3名チョイスして、オリジナルの仮面劇を制作。ナレーション、効果音、生演奏、背景、照明も入れて学年末に発表しました)
科目目的
これからの高度情報化社会において要求されるのは先入観にとらわれず本質を理解する力です。またグローバル経済を生きぬくためには異文化との共生力、さらにイメージ能力、表現力、的確な状況判断能力、他者との共感能力も必要になる事でしょう。
この授業では音楽を時代や民族にとらわれる事なく理解・体験し、音楽とその他の分野の芸術とのコラボレーションを試みます。その事によって前文で記した能力が高められます。
到達目標
音楽を時代や民族にとらわれる事なく理解・体験し、グループで協力し合いながら、音楽とその他の分野の芸術とのコラボレーションを試みる。
授業計画と内容
1. ガイダンス& 映画と音楽①: 名シーンと音楽
2. 映画と音楽②: 『攻殻機動隊』、『怪談』を鑑賞、分析する
3. グループ分け&ほめパンチ
4. 映像に音楽を付けよう①:班ごとでディスカッション、プレゼンテーション
5. 映像に音楽を付けよう②:班ごとでディスカッション、プレゼンテーション
6. アフリカン・アメリカン音楽の歴史Ⅰ黒人霊歌、ゴスペル他 / サンバ実習①基本パターン
7. アフリカン・アメリカン音楽の歴史Ⅱジャズ、リズム&ブルース他 / サンバ実習②応用パターン
8. 美術B2との交換講義 「美術と音楽」
9.美術B2のキャラクターより 登場人物3名を選択、絵本劇のあらすじを創作:班ごとでディスカッション
10.絵本劇の台本を制作:班ごとでディスカッション
11.絵本劇の音楽、ナレーター等の役割分担を決める:班ごとでディスカッション
12.リハーサル①:班ごとでディスカッション
13.リハーサル②:班ごとにプレゼンテーション&ゲストスピーカーによるアドヴァイス
14.発表&講評
授業時間外の学修の内容
授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
学割制度を活用し、様々な舞台芸術を積極的に鑑賞する事を奨励します。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 30 | 音楽と朗読のための作品をグループごとに創作して発表。 |
レポート | 40 | 学期末にレポート課題を出題します。 |
平常点 | 30 | 出席及び、毎回のリアクション。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
作曲家、編曲家、指揮者、ピアニスト、北インド古典音楽家。
作曲家として様々なジャンルを手掛け89年より現在まで、岩波映画製作所(現在U N Limited)今泉文子監督の音楽スタッフを担当。
「科学する心一中谷宇吉郎の世界」(科学技術映画祭・科学長官賞)、「コテッジ・ホスピス」(同・総理大臣賞)、
「十歳の君へ命の授業」(日野原重明「いのちの授業」文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞)等、多数受賞。 【主要作品】
○オペラ、その他
狂言オペラ「たぬきのはらづつみ」(井伊直弼と開国150年祭フィナーレイベント委嘱作品)
オペラ《きつねとお地蔵さん》(松本市音楽文化ホール委嘱)、
《世界は人間なしに始まり、人間なしに終わる》一オルガンとソプラノ、モダン・ダンスのための(松本市委嘱作品)、
チェロ・尺八・音響と映像によるソプラノのためのモノオペラ《雪女》(国際アイルランド文学協会日本支部・委嘱)、
○管弦楽曲
ソプラノとオーケストラのための《ルバイヤート交響曲》(東京フィルハーモニー交響楽団・アジア・環太平洋作曲家シリーズ「新世紀への賛歌」)、
《交響詩「鎌倉の四季」》(鎌倉女学院創立110周年祝典コンサート・委嘱作品)
《序曲鎌倉》(鎌倉女学院創立100周年祝典コンサート・委嘱作品)他。 ○合唱曲、歌曲
合唱組曲《スペインの七つの水》(ガルシア・ロルカ詩、東京レディースシンガーズ委嘱)、
合唱組曲《光の思想》、同《春と修羅》(宮沢賢治・詩、花巻ユネスコ協会委嘱)、《松伏賛歌》(安利麻慎・詩、松伏町委嘱)他。
組歌曲《旅のソネット》(林望・詩)他。
最近ではライフワークのオペラに於いて、日本的な題材を取り扱った作品《MABOROSI~オペラ源氏物語~》(作劇・林望)、組歌曲「旅のソネット」(歌詩・林望)を作曲。
指揮(YAMAHA大人の音楽教室に於いて、Y2ポップス&サンデーオーケストラの地域に密接した活動を取り入れた育成に努力を重ねている。)
ピアノ演奏(タンゴマドンナのメンバーとしてピアソラ作品を中心に各地のライブコンサートに出演中)
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
私はオペラや映画音楽の作曲家として、長年、舞台音楽について研究、創作、実演してきました。
毎回、創作現場における生きた経験を伝えつつ、最終目的である、美術B2とのコラボレーションによる、各グループごとの絵本劇の創作発表をサポートしていきたいと思います。
テキスト・参考文献等
(テキスト)
毎回レジメを配布。
(参考書)
貝山知弘 『DVDで見る映画200』 立風書房
D.J.グラウト、C.V.パリスカ 『新西洋音楽史(上・中・下)』音楽の友社
小野寺大 『ロックがわかる超名盤100』 音楽の友社