シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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文学C | 2024 | 秋学期 | 水2 | 法学部 | 三好 みゆき | ミヨシ ミユキ | 3・4年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-HO3-023L
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
「アイルランド文学逍遥」と題して、主として18世紀から20世紀にかけて英語によって書かれた、小説、戯曲、詩など様々なジャンルにわたる、アイルランドにゆかりのある比較的良く知られた作家とその作品を紹介する。アイルランド文学には、土着のアイルランド語(ゲール語)による文学の伝統と、植民者の言語である英語による文学の伝統があると言われるが、この授業ではそうしたアイルランドの言語・文化の状況をうみだした歴史的背景をふまえつつ、後者の文学伝統をたどるものである。
科目目的
英語によるアイルランド文学を代表する作家たちによる小説や詩や劇を読み(日本語訳を用い、原文を用いるさいも日本語訳を添える)、文学作品の読み方について理解と経験を深めるとともに、アイルランドの文学、文化、歴史について知見を広める。
到達目標
この科目の到達目標は、学生がアイルランドの文学・文化・社会などについて知識や理解を深めるとともに、講義内容をもとに自分自身で文学作品を読み、考えたことを明晰な文章で表現できることである。
授業計画と内容
第1回 ガイダンス
第2回 アイルランドの神話伝説(航海譚を中心に): 古代ケルトとキリスト教、日本とアイルランド
第3回 ジョナサン・スウィフト(1):その生涯と時代背景、『ガリヴァー旅行記』概観
第4回 ジョナサン・スウィフト(2):『ガリヴァー旅行記』の風刺を読み解く
第5回 オスカー・ワイルド(1):その生涯と作品の概観
第6回 オスカー・ワイルド(2):小説『ドリアン・グレイの肖像』をめぐって
第7回 G・B・ショー(1):その生涯と作品の概観および階級・言語・女性
第8回 G・B・ショー(2):戯曲『ピグマリオン』をめぐって
第9回 アイルランド文芸復興期の作家たち(1): W・B・イェイツの詩
第10回 アイルランド文芸復興期の作家たち(2):W・B・イェイツの戯曲
第11回 アイルランド文芸復興期の作家たち(3):グレゴリー夫人とJ・M・シングの戯曲
第12回 ジェイムズ・ジョイス(1):その生涯と作品の概観
第13回 ジェイムズ・ジョイス(2):『ダブリンの市民』をめぐって
第14回 まとめ
これはあくまでも予定である。受講者の様子などを勘案して、扱う作品の変更や軌道修正をする可能性がある。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 60 | 講義内容の理解度や作品の読みを評価する。 |
平常点 | 40 | 毎回の授業の最後に書いてもらう文章などによって、講義内容の理解度、読解力、表現力、能動的な授業参加を評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキストは指定せず、レジュメを配布します。作品の翻訳や参考文献については随時紹介します。
その他特記事項
■授業の工夫■
この科目は講義を中心として行うため、受講生の皆さんの反応・理解度の向上を目的として、授業の最後にリアクションペーパーを書いてもらいます。その内容はできるだけ次回以降の授業に反映させる予定です。