シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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法と社会 | 2024 | 春学期 | 月5 | 法学部 | 山田 創一 | ヤマダ ソウイチ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
JU-OL2-001L
履修条件・関連科目等
本科目を履修するにあたって習得しておくべき科目等の条件はありません。ただ、本科目は担当者による一方的な講義科目ではなく、履修者に報告や課題を課すことがありますので、授業に真摯に取り組む姿勢が必要です。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
4人ほどの担当者に発表してもらった後に、全員で活発に討論する形式で実施していくこととします。
授業のテーマは、「市民社会における裁判と法」です。
具体的な裁判や法律問題を通して、法の機能を理解するとともに、法の限界、裁判の限界を考察し、法と社会を考えるものとします。
レポートの作成も指示します。
科目目的
本科目は、法律の制定や裁判所の判決をその社会的背景や思想的な背景を踏まえながら理解することを目的としています。科目の内容は各教員によって異なりますが、講義は、履修者と担当教員との双方向授業によって行われます。
到達目標
法と社会について、具体的な裁判や法律問題を通じ、法の機能、法の限界、裁判の限界を考察し、他者に説明できるようになること。
授業計画と内容
まず、グループ分けを行い、いくつかの班に分けた上で、班ごとに報告してもらいます。報告担当グループは、事前にレジュメを作成し、発表当日にレジュメを全員に配布し、それに沿って報告してもらいます。その後、報告内容をもとに全員で議論を行います。
第1回 グループ分け・報告グループの順番の決定
第2回 雪崩災害と賠償責任
第3回 都営住宅強制明渡請求訴訟
第4回 医療過誤訴訟
第5回 不当逮捕国家賠償請求訴訟
第6回 冤罪事件
第7回 公害裁判の原点 イタイイタイ病裁判を闘って
第8回 イタイイタイ病裁判の明らかにしたもの
第9回 公職選挙法違反事件
第10回 保険金の不正請求訴訟
第11回 自民党の新憲法草案を読んで
第12回 裁判員裁判について考える
第13回 他人のために生きる
第14回 まとめ レポート提出
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | テキストの第一章と第二章のテーマについて、要約と意見・感想をレポートにまとめてもらいますが、その内容で評価します。 |
平常点 | 40 | 授業への参加、報告班になったとき報告の分担、質問・意見の表明など受講態度を基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
原則として実施しないが、理解不十分な点について質問があれば、授業時間内で解説する。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
弁護士
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
弁護士の経験を有する担当教員が、実務経験を踏まえて、法と社会について講義します。
テキスト・参考文献等
島林樹 『裁判を闘って』 紅書房 2013年
その他特記事項
受講者は、休まずに出席し、議論に積極的に参加して下さい。
■授業の工夫■
受講生がテーマに関し質問や意見を述べることで、報告グループと意見交換をし、テーマを掘り下げて考える授業を行います。そのことを通じて法に対する興味やおもしろさを感じてもらえることと思います。