シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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スポーツと健康2 ネット型スポーツ・ゴール型スポーツ | 2024 | 秋学期 | 木4 | 法学部 | 後藤 肇 | ゴトウ ハジメ | 1年次配当 | 1 |
科目ナンバー
JU-PP1-004T
履修条件・関連科目等
秋学期のシラバス(講義要項)を熟読の上、春学期に配布した授業資料と授業内容を再度しっかりと復習し、他の履修者や授業の進行に絶対迷惑をかけないことを前提に履修をして下さい。担当教員の指示や注意を快く受け入れ、実技環境の維持・保全に協力できるよう願います。
尚、身体的・精神的に何らかの問題があると思われるケースにおいては、すみやかに担当教員に申し出ることを約束して下さい(原則的に、毎授業回での申告・確認を願います)。実技実施は強要されるものではなく、選択の権利がありますので、理論科目の履修による単位取得も視野に入れながら、十分に検討を行った上で履修するようにして下さい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
【1】感染症の再拡大等により本学の指針に変更がない限り、面接授業(対面形式の実技授業)を実施します。
秋学期においても、春学期の開始時のガイダンス授業で配布した「体育・スポーツ関連の授業受講にあたって」という資料の内容を実技授業展開のための基盤とします。その内容をしっかり再確認しておくことが必要となります。
また、春学期授業同様、「ウォーミングアップ(動ー静ー動のストレッチング) →スキルアップ練習→ゲーム」という形態を原則とします。この過程を通じて、身体意識を常に高め、手を抜くことなく運動のできる自己を漸進的・自主的につくることを徹底します。秋学期は、個々のスキルレベルをさらに向上させるとともに、主体性を持って環境やゲームをマネジメントできる能力の向上に努めます。また、他者とのコミュニケーションの質・量をさらに高めていく場として欲しいと思います。
(注)感染症の再拡大等の状況に応じ、オンライン形式の授業を導入、もしくは変更する可能性があります。詳細については、適宜、manabaのシラバス「コメント2」の欄、もしくは「コースニュース」にて指示を行いますので、参照するようにして下さい。
【2】秋学期(半期)に1〜2回のオンディマンド形式の資料配信型授業を実施します。
実技授業展開を中心とする中で、指示をされた日に「自我同一性の確立」を中心とした資料をもとに学修し、次の対面実技授業の際にレポートを提出してもらいます。実施日とレポート内容の詳細は、追って説明します。
実技実施種目としては、フライングディスク3回、フットボール4回、バスケットボール5回を予定しています。
科目目的
ゴール型球技スポーツの楽しさを追及するために、個人スキル、ユニットスキル、チームスキルのレベルを向上させながら、もうワンランク上の授業展開とゲームが実践できるようにしていきます。また、自らスポーツ環境をマネジメントしていく力を一層高め、スポーツを通じて接するすべての人とより高い相互性を有すること、スポーツをする上でのマイナス要因を排除すること、ルールや規律を尊重することの大切さを再度確認した上で、さらに質の高い集団が形成されていくようにスポーツ活動を実践していきます。
到達目標
ゴール型球技スポーツの奥深さを学習するために、春学期に学習した「スキルアップと本当の楽しさの感得のために必要な要因」を抑えながら、技能の習熟に努めていきます。「分かっている」を「実践できる」に変換できるように、個人単位、チーム単位でさらなる探究心と自己効力感の獲得していきます。さらに、チームという集団における行動を通じて、チームビルディングの能力と集団の凝集性を高めていきます。
また、春学期以上に、リスク回避を中心としたマネジメント能力、正しい運動行動への導入と遂行、ルーティンとシークェンスの徹底、他者への配慮や積極的コミュニケーション、時間・空間のマネジメントの遂行について、意識レベル、行動レベルを向上させていくことを目標とします。
授業計画と内容
(1)ガイダンス授業(秋学期のオリエンテーションと約束事項の再確認)
(2)動→静→動ストレッチング、ウォーミングアップの重要性の再確認とバリエーション
<フライングディスク>
(3) フラインクディスクのスローとキャッチの基本 アルティメットのGame
(4) ピボットフットの活用とLook-Decision-Action アルティメットのGame
<フットボール>
(5)ルーティン練習の学習1(パス&ゴーと鳥カゴ) Game
(6)ルーティン練習の学習2(3men とポゼッション) Game
(7)自主的なマネジメント(1) リスク・マネジメント Game
(8)自主的なマネジメント(2) タイム&プログラム・マネジメント Game
(9)オンディマンド形式によるオンライン授業(自我同一性の確立について)
(実施のタイミングは未定)
<バスケットボール>
(10)ルーティン練習の学習1(レイアップシュート&対面ミートシュート) Game
(11) ルーティン練習の学習2(クリスクロス3on2 アウトナンバーの意識) Game
(12) ルーティン練習の学習3(オールコート3men とトランジション意識)Game
(13) 自主的なマネジメント(3)人と環境のマネジメント Game
(14) 自主的なマネジメント(4)チーム&ゲーム・マネジメント Game
<注>第2回目の授業内容と第3回目の授業内容を同日に行い、全14回の授業のうち1回、オンディマンド形式のオンライン授業を実施します。詳細については追って連絡します。
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
■準備学習について■
履修条件に記述した通り、この講義要項と初回ガイダンス授業で配布する資料の内容を熟読し、他の受講生や授業進行に迷惑のかからないように予習した上、十分に納得して履修をして下さい。
また、授業内で配布する資料を手立てとして、次の実技授業への関与が円滑かつ有効的に行えるように工夫をして下さい。
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。個別の指示がない限りは、特に必要ありません。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 10 | 秋学期期間中(最終授業)に実施するレポート、もしくは小テスト1回。 |
平常点 | 50 | ガイダンス授業1回、実技授業12回、総括授業1回の計14回の授業への基本的関与を対象とします。 |
その他 | 40 | 理解力・行動力(仲間・教員とのコミュニケーションの様相と協調性・協力姿勢、ルールや規律の遵守、環境や課題に向かう姿勢、集団への影響)30%、 スキル向上10%、 |
成績評価の方法・基準(備考)
(注1)秋学期間内にレポート、もしくは小テストを実施しない場合は、理解力・行動力の配点を50%とします。
(注2)実技形式の授業のため、出席率が全授業実施回数の70%に満たない場合はE判定となります。
(注3)授業の進行や他の受講生に悪影響(マイナスの影響)を及ぼした場合は、必ずしも上記の評価基準にしたがいません(上記評価基準以外にマイナスの評価を加味する場合があります)。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
運動技術の習得、運動技能の向上の過程においては、他の教科とは異なり、分習法と全習法を織り交ぜながら、繰り返し反復していく必要があります。 提示する運動課題の困難度が徐々に高くなってくるため、個人差も生まれやすくなります。 各競技の経験者以外の受講生に対しては個別指導を行い、運動技術の習得段階からスキルアップの過程において、本時と次回の授業に向けてのフィードフォワードとフィードバックを行います。 主にキーワード法を中心とした言語的指導と板書による記述形式の指導を行い、課題に対する意識を高めていく工夫を行っていきます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
「スポーツと健康2」の授業は、そもそも実技そのものの存在がアクティブ・ラーニングです。
ゴール型球技の各スポーツをプレーをすることだけが学習内容ではない」ことについては、ガイダンス授業内容を含めて、随時、説明・強調をしていきます。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
(注)授業形態が、実技形式から大きく変更される場合が想定されます。
実技授業実施の限り、ICT活用の予定はありませんが、オンライン授業への移行を余儀なくされた場合は、パソコン、タブレット等の機器の準備を求めるケースがあることをご理解下さい。
尚、授業内においてZoom Meeting アプリを活用する可能性が非常に高いため、事前にインストール等の準備を進めておくようにして下さい。
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
授業で取り扱う競技のエキスパート、プロフェッショナルとしての、公認コーチ資格、指導歴はありません(他競技<Rugby Football>の公認コーチ資格、及び指導歴のみとなります)。
ただし、体育・スポーツの実技・実習授業における実務指導経験は多数あります。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト:特になし(授業で配布するプリントやオンライン資料を参照のこと)。
参考書:
青木高・太田壽城 監修 落合優 編著 『健康・スポーツの心理学』 建帛社
(注)manaba機能を通じて、参考資料を提示する場合があります。
特に、感染拡大により授業形態に変更・修正があった場合には、manabaの「コースニュース」機能、もしくは「コースコンテンツ」機能から資料を提示して授業を進行する可能性があります。
その他特記事項
このシラバスは秋学期分のみに関する事項を記載しています。
授業で扱うゴール型球技は、他のスポーツ種目にもれることなく、常にルールと規律を遵守するとともに、安全の確保と危険の回避に留意することが不可欠な身体活動です。健康診断と心電図検査を受けていることを再確認し、初回授業での約束を守り、スポーツ環境の維持に全面的に協力できることを前提として下さい。尚、授業である以上、身勝手な行動は許されないこと、サークル等の自由な活動とは異なること、教員の注意や指示を受け入れること等を十分認識して履修して欲しいと思います。
実技に際しては、スポーツシューズ(屋内専用)、スポーツに適した服装(ウェア等)を事前に準備して、必ず着用して下さい。各回ともに前日からの睡眠確保等、自己の体調管理に努め、体調に違和感のある場合は、無理をせず必ず毎授業において教員に申し出て下さい。
また、楽しいスポーツ環境には、気持ちの良い挨拶というコミュニケーションの基盤が必要です。 実技のスタートに際して笑顔で挨拶を交わすことができるようにしましょう。また、自主的に率先して準備や片付けに関わることができるよう、心の準備をしておきましょう。
履修上の留意点
・初回のガイダンスの内容を十分に把握し、主任教員・担当教員の注意事項を守って実技・講義に参加できることを履修条件とする。実技に際しては、担当教員の声掛けに快く反応し、特に危険回避のための注意を受け入れること(無反応を装う等の行為は絶対にやめて下さい)。
・従来の実技ではマスクの着用を推奨していないが、本年度に関しても自己の判断を尊重するので、必要に応じてマスクの着用、手洗い、用具等の消毒協力をすること。マスク着用の場合は、呼吸器や循環器に過度の負担を感じる前に、マスクを外して呼吸を整えるように努めること。
・身体の不調や身体的基礎疾患(既往症)、精神的疾患、傷害等がある場合は、必ず事前に担当教員に報告・連絡・相談すること。実技中・実技終了後の体調不良等についても、担当教員への伝達を絶対に怠らないこと。当日の運動が危険であると判断できる際は、授業マネジメントに努めることで出席とする。
・運動中は、他者を傷つける可能性のある装飾品等を絶対に外すこと。
・自分専用のペットボトル等を準備し、こまめに適度な水分(塩分)補給に努めるなど、自らリスク回避に努めること。
・オンライン授業による講義受講の際は、事前に受信環境等に配慮すること(各回の説明は追って行う)。
・ウォームアップを怠る、教員の指示を無視する行動、身勝手な行動やルールを逸脱した行動、非協力的な行動は、他の履修生の円滑な対人関係や授業進行の妨げになるので、絶対に慎むこと。尚、一部の仲の良い関係性だけを許容した授業展開はせず、練習相手を変え、履修者の皆が分け隔てなく相互に関わることを原則とする。
・運動後は、一時的に体力が低下するとともに感染リスクが高まるので、ウィルス感染等の回避に努め、クーリングダウンの時間が保てない場合は、できるだけ早い段階でケアを行い、帰宅後も入浴等で心身の疲労回復に努めること。
■授業の工夫■
実技に際しては、
(1)孤立してしまう学生を放置することなく声をかけ助け合うこと、
(2)対人的なコミュニケーションの能力と幅を広げること、
(3)様々なレベルやプレースタイル・球種に対応できるように技能を向上させていくこと、
の3つの大きな理由から、チーム内の仲間の名前<呼び名>を覚えることと、コーリング、ヒアリングを徹底することを原則としています。授業進行において非常に大切な要因となるので、教員サイドの工夫・配慮を無視してしまうことなく実技授業に参加して下さい(練習・ゲームを通じ、特定の人とだけ関わるような授業は展開していません)。また、移動時間への配慮や授業の効率化を図るためにホワイトボードへ板書する機会が多くなる場合があります。このような際には授業前半に必ず確認するようお願いします。