シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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経済入門 | 2024 | 前期 | 金2 | 経済学部 | 八田 幸二 | ハッタ コウジ | 1年次のみ | 2 |
科目ナンバー
EC-AD1-01XX
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
この授業は、過去の偉大な経済学者たちがつくり上げてきた経済理論の概要を説明していきます。具体的には、まずアダム・スミスの経済理論を説明し、次にスミスに続いたイギリス古典派の経済学者たちの経済理論について、そして、最後はジョン・メイナード・ケインズの経済理論について説明していきます。各理論を学ぶ際には、それら理論が生まれた時代の背景やそれぞれの経済学者が先行する経済理論のどのような点を批判して自己の理論を形づくったのかといった点に焦点を当てながら説明をしていきます。
なお、この授業では、経済学の初学者が経済学の形成とその展開の大枠を把握できるように、できるだけ平易にわかりやすく数式やグラフなどは使用しないで説明していきます。
科目目的
この授業では、1年生の皆さんが経済学を学び始めるにあたって経済学に興味をもってもらえるように、経済学という学問がどのようにしてつくり出されてきたのかという点の概要を理解することを科目目的とします。
到達目標
この授業では、経済学の形成と展開に関する初歩的な知識を身につけることを到達目標とします。
授業計画と内容
この授業では、以下の項目について学んでいきます(ただし、授業の進度などによって若干の変更はあり得ます)。
1.ガイダンス
2.アダム・スミスの経済理論
3.アダム・スミスの重商主義批判
4.アダム・スミスの国家機能論
5.マルサスの人口論
6.リカードの経済理論
7.リカードの自由貿易論
8.J.S.ミルの経済理論
9.マーシャルの経済理論
10.ケインズによる自由放任主義批判
11.ケインズの経済理論
12.ケインズの経済政策論
13.ケインズへの批判と現代の経済学
14.総括
授業時間外の学修の内容
その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
復習として、必ず前回の授業の内容を再確認してください。また、担当教員が授業中に参考文献や関連資料を紹介した際には、それを読んでから授業に参加するようにしてください。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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期末試験(到達度確認) | 100 | 基本的に、期末試験の点数を評価基準とします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
期末試験の点数に加えて、授業への取り組み態度やレポートなども評価の対象となる場合があります。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
この授業ではテキストを使用せず、必要に応じて資料を配布します。なお、参考文献として以下のものを挙げておきます。
○八田幸二・佐藤拓也・武田勝(2019)『攻略!! 日本経済〈改訂2版〉』学文社。
○小峯敦編(2010)『福祉の経済思想家たち〈増補改訂版〉』ナカニシヤ出版