シラバス
| 授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 特殊講義(国際社会の契約法入門)/国際社会の契約法入門 | 2026 | 後期 | 金5 | 総合政策学部 | 松尾 剛行 | マツオ タカユキ | 3年次配当 | 2 |
科目ナンバー
PS-IR3-0001
履修条件・関連科目等
国際&契約ですので、英語と法律の最低限の知識が必要です。
まず、英語なしに「国際契約」ができるとは言えません。英文契約等について授業内で取り扱うところ、(予習を前提に)それについていけるだけの英語力が必要です。
次に、法律系の知識が仮にない場合には、法学入門系の書籍、例えば『キャリアにつながる法学のポイント』を読んでおいてください。
授業で使用する言語
日本語/英語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業言語としては日本語ですので日本語力は最低限必要です(そこでシラバスも日本語で書いています)。ただ、それに加えて、英語の契約書その他の資料を読んで、その内容について授業中に議論をすることが予定されています。
授業の概要
真に世界において通用する国際契約能力を身につけていただきたいと考えます。このような考えから、対面授業・出席必須・指名して発言をしてもらう・成績評価は授業内試験一本(毎回出席が試験参加の要件)とします。
科目目的
国内外において、さまざまな観点から問題の発見・解決、社会現象の解明を行うことができる人材を育成するという当学部の大きな目標の中、この科目は基礎科目群・基幹科目群で身につけた「問題への学際的アプローチ」を基礎にして、さらに具体的な研究テーマについて応用的な学びへと誘う科目である応用科目の1つに位置付けられます。具体的には、国際取引という注目される重要問題について「法学」という観点からのアプローチを行うと共に、契約交渉等を「実践」する能力を養成することを目的としています。
到達目標
国際取引実務において、契約交渉や英文契約書の作成・審査が可能となる。この授業では、具体的な英文契約書や交渉事例に基づき、講師と出席者の対話(発言)を通じて、国際契約の実践的な能力を養っていただきます。
授業計画と内容
第1回 オリエンテーション
第2回 英文の秘密保持契約(NDA)を読む
第3回 契約法概説
第4回 契約の主要条項ー国際売買契約を念頭に
第5回 ハーバード流交渉術
第6回 事例演習その1前半
第7回 事例演習その1後半
第8回 準拠法・裁判管轄と紛争解決
第9回 契約の成立
第10回 国際売買契約のポイント
第11回 国際代理店契約・販売店契約のポイント
第12回 国際合弁契約・M&Aのポイント
第13回 事例演習その2
第14回 到達度確認
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
1 この授業は、物理的に出席するだけではなく、授業中に講師と対話(発言)することが必須となります。そこで、十分に予習ください。例えば、第2回では事前に英文契約を配布しますので、それを熟読していることを前提に対話を行います。また、演習回は、事前にどのように契約交渉するか考えて、それを実践して頂きます。なお、対話を踏まえて、毎回コメントシートを提出いただき、「物理的出席・発言・コメントシート」の3点セットが揃ってその回の出席とみなします。
2 十分な復習をしてください。出席はあくまでも、「授業内試験受験資格」をゲットするための要件に過ぎません。授業内試験で、到達目標に達していないと判断されれば、全部出席者であっても不可となります。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
| 種別 | 割合(%) | 評価基準 |
|---|---|---|
| 期末試験(到達度確認) | 100 | 全回出席者のみ14回の授業内試験受験を認めます(出席点はありません)。試験は持ち込みなしの90分間です。想定される問題の例を第1回コースコンテンツにアップします。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
その他
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
試験そのものはフィードバックありませんが、毎回の授業が口頭試問とフィードバックのようなものです。
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/その他
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
毎回の授業がアクティブラーニングであり、十分な予習を前提に講師が指名して、指名された人が発言し、それに対するフィードバックを講師が行う形式で授業を行います。2回実施することを想定している演習では、グループワークできる程度の人数が受講しないと想定しているので、講師と1対1で交渉すること等を想定しています。
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
毎回物理的に出席して内容のある発言をするだけではなく、manabaで
コメントシート
を提出して初めて出席とみなします。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
約20年の実務経験を持つ弁護士・NY州弁護士。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
・実務経験を踏まえた「演習」を実施する
・授業内で契約書サンプル等を教材として利用する
テキスト・参考文献等
テキスト無し。但し法学の基礎知識が必要なので、
松尾剛行『キャリアにつながる法学のポイント』(有斐閣、2025年)【講師単著】
こちらは、法学を学んでこなかった人が授業開始前に読んで理解することが事実上必須です。
その他、参考文献として
平野晋『体系アメリカ契約法:英文契約の理論と法務』(中央大学出版部、2009年)
平野晋『国際契約の"起案学"―法律英語の地球標準』(木鐸社、2011年)
住友商事株式会社法務部=三井物産株式会社法務部=三菱商事株式会社法務部『新・国際売買契約ハンドブック』(有斐閣、2018年)
森下哲朗ほか『ケースで学ぶ国際企業法務のエッセンス』(有斐閣、2017年)。
を参照して下さい。
その他特記事項
伝統ある本授業の「Think like a lawyer」の精神を引き継ぐ、法的思考力を養う授業としたいと思います。
参考URL
講師のこれまでの著作等につき
https://researchmap.jp/tm1984/
を参照のこと。