シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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政治学Ⅱ | 2025 | 後期 | 他 | 理工学部 | 佐藤 修一郎 | サトウ シュウイチロウ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
SE-PS1-HB18
履修条件・関連科目等
特になし。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
政治学には,さまざまな検討対象やアプローチがある。本講では,身近な問題である日本の統治機構,政治制度につき,日本国憲法の定めを手がかりにして検討していくこととしたい。
日本の統治機構は,いわゆる「権力分立」の原則の下に構築されているが,そもそも,なぜ「権力」すなわち「立法権」,「行政権」及び「司法権」が「分立」しなければならないのであろうか。また,「分立」した「権力」は,相互にいかなる関係に立つべきであり,また,立っているのであろうか。さらに,それぞれの「権力」は,いかなる権限を付与され,その権限をいかに行使しているのであろうか。
講義においては,こうした点に留意しながら,まずは日本国憲法が予定する統治機構のあり方を解明した後,現実の政治においては,憲法が予定する統治機構がいかに機能しているのかを,分析していくこととする。
科目目的
本講義は,日本の統治構造につき,国会,内閣,裁判所といった国家機関の基本的な組織,構造,権限を検討することにより,日本の政治に対する理解を深めることを目的とする。
到達目標
学生が,日本の統治構造の基本を理解し,政治に興味が持てるようになること,新聞やニュース報道がよりよく理解できるようになること。
授業計画と内容
第1回 「政治」とは何か
第2回 権力分立
第3回 国会(1)国会の地位
第4回 国会(2)選挙制度
第5回 国会(3)国会の権能
第6回 国会(4)議院の権能
第7回 議院内閣制(1)「行政」とは何か
第8回 議院内閣制(2)議院内閣制
第9回 議院内閣制(3)内閣の組織と権能
第10回 裁判制度(1)司法権の概念
第11回 裁判制度(2)司法権の独立
第12回 裁判制度(3)違憲審査制①法令審査とはなにか
第13回 裁判制度(4)違憲審査制②法令審査の方法
第14回 総括・まとめ
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
指定された範囲について、テキストを用いて予習をするとともに、講義で扱った問題を復習して、疑問点を残さないようにすること。
概ね、2時間の予習と2時間の復習が必要となる。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 最終レポートとして,日本の統治機構の基礎知識を理解したうえで,統治機構に関わる問題について論証できるかどうかを評価する。 |
平常点 | 40 | 授業内で複数回課す課題により,授業で学修した重要な論点について理解しているかどうかを評価する。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
テキスト: 加藤一彦『憲法〔第4版〕』法律文化社,2023年。
参考資料:授業において適宜指示,配布する。