シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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環境科学Ⅱ | 2024 | 後期 | 火4 | 経済学部 | 黒須 詩子 | クロス ウタコ | 2年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-PB2-852X
履修条件・関連科目等
特になし
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
私たちが現在暮らしている快適な環境は、非常に長い年月をかけて生物が作り上げたものであり、私たちの経済活動は、元来、天然資源を利用することで成り立ってきたが、それゆえ私たちのあらゆる活動はおのずと直接的・間接的に生物環境の影響を受けると共に、彼らに種々の影響を与えてもいる。私達すべてが環境問題について関心を持ち、意識を高めることが必然といわれ、私たちの存亡は、生物多様性をいかに維持するかにかかっているともいえる。この講義では、生物進化、それによってもたらされた生態系や生物多様性、生物間相互作用等に関わる基礎的な概念、また生態系サービスや、人間によって生物多様性にもたらされている危機やそれへの対応策、これらについて知ることによって、環境、とりわけ生物環境と人間との関係を考える契機を得ることを目的とする。
科目目的
生物と環境の相互作用について理解し、生物多様性を維持することの重要さを認識すること。
到達目標
(1)生物進化の歴史と仕組みを理解できる
(2)生物多様性や生態系サービスについて理解できる
(3)環境を保全することの重要さについて、科学的な考察ができるようになる
授業計画と内容
1.自己複製子としての生物と環境
2.生物は環境を作る-生物が出現する以前の世界
3.生態系-食物連鎖と物質循環
4.生態系-生物多様性
5.生態系-種間競争、ニッチ、
6.生態系-撹乱が競争に及ぼす役割、キーストーン種
7.マクロの共生系
8.ミクロの共生系
9.消えた大型動物
10.大絶滅、カタストロフの役割
11.島の面積と種数
12.農業革命
13.保全生物学
14.総括:私たちとは何者なのか(クロマニヨン人、ネアンデルタール人、デニソワ人)
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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平常点 | 100 | 平常点は、小テストを含みます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
質問があれば授業内で答えます。
アクティブ・ラーニングの実施内容
実施しない
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
実施しない
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
【教科書】
使用しない。資料はその都度配布します。
【指定図書】
日本生態学会編 『生態学入門』 東京化学同人
サダヴァ他『カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書 第5巻 生態学 (ブルーバックス)』
松田裕之 『ゼロからわかる生態学』 共立出版
鷲谷いづみ・矢原徹一『保全生態学入門-遺伝子から景観まで』 文一総合出版
フレッド・ピアス『外来種は本当に悪者か?新しい野生 THE NEW WILD』 草思社
その他特記事項
授業中の私語、食事(飲み物は構いません)、携帯電話使用、メークアップを禁止する。