シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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キャリアデザイン(エアラインビジネス(日本航空連携プログラム)) | 2024 | 後期 | 木3 | 経済学部 | 後藤 孝夫 | ゴトウ タカオ | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
EC-CE1-91XX
履修条件・関連科目等
基礎ミクロ経済学を並行して履修していることが望ましい。
授業で使用する言語
日本語
授業で使用する言語(その他の言語)
授業の概要
<学位授与方針と当該授業科目の関連>
この科目は、現実把握力(経済学の専門知識及び社会・人文・自然科学の知識教養に裏付けられた広い視野に立った柔軟な知性に基づき、現実の経済現象を的確に把握することができる)の修得に関わる科目です。
<概要>
航空事業は、国内外で規制緩和が進んだことから、既存の航空会社間の競争が激しくなり、経営環境は厳しくなりました。たとえば、フルサービスキャリア(FSC)はアライアンスを構築するなど、ネットワーク戦略を随時検討し、一方でローコストキャリア(LCC)が日々台頭するなど、エアラインビジネスの市場環境は目まぐるしく変化しています。さらに、直近では、With/Afterコロナや環境問題への対応など、外部要因への適用も求められています。
そこでこの科目では、本学と連携協定を結んでいる日本航空株式会社(JAL)と連携して、エアラインビジネスに関する現状と今後の課題をついて、受講生の理解を深めていきます。
科目目的
エアラインビジネスのあり方について、理論的かつ実践的に学び、その総合的理解を深めることがこの科目の目的です。
到達目標
上記の目的の達成のために、具体的には以下の目標を設定します。
①エアラインビジネスの業務に関して、その全体像を説明できる
②エアラインビジネスの現状と課題について説明できる
③各回の授業を踏まえて、社会課題や環境問題への対応など、将来のエアラインビジネスに影響を与える要因について説明できる
④各回の授業内容を踏まえて、エアラインビジネスに関して自らの見解を提示できる
授業計画と内容
第1回と第14回は教員が担当し、その他は外部講師(JAL)による講義です。なお、外部講師の都合により順番や内容の変更があります。
第1回 イントロダクション
第2回 世界と日本の航空事情:市場規模、航空の特性および業界分析
第3回 航空産業の歴史:第二次世界大戦後~現代までの流れ
第4回 空港運営:日本の空港の現状と課題および空港民営化
第5回 FSCのビジネスモデル:ネットワーク戦略、アライアンス
第6回 マーケティング:FSCの戦略(商品、差別化)と分析
第7回 LCCのビジネスモデル:LCCの歴史と今後
第8回 安全とリスクマネジメント:安全・安心・信頼への取り組みと危機管理
第9回 運航管理:運航管理者、運航乗務員の業務・訓練・キャリアパス
第10回 フロントラインの仕事:グランドスタッフ・客室乗務員および航空機整備
第11回 貨物事業:航空貨物の特徴とマーケット、課題と展望
第12回 エアラインビジネスの今後:非航空事業領域における進展と事業計画
第13回 第2回から第12回までのまとめ
第14回 望ましいエアラインビジネスとは
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/授業終了後の課題提出
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
「manabaに掲載される,あるいは講義時に配布されるレジュメや資料に目を通す」など,毎回の講義前後に必ず本講義の予復習を行うこと。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 50 | ・エアラインビジネスの基礎知識を修得できているか(25%) ・エアラインビジネスについて総合的に理解して一定の見解を示せるか(25%) |
平常点 | 50 | ・授業時のresponやmanabaのレポート機能を利用して、授業内容を踏まえた見解を提示できるか |
成績評価の方法・基準(備考)
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける/授業時間に限らず、manabaでフィードバックを行う
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
その他
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
授業のなかでresponやmanabaにより課題や見解を提出してもらう予定です。そして、教員がリプライをし、さらに他の受講生からもコメントを求めるなど、双方向の授業を行います。
実務経験のある教員による授業
はい
【実務経験有の場合】実務経験の内容
航空会社での、現場、間接、企画部門での実務経験。管理職としての組織管理業務。
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
航空会社の多様な部門での経験を通して培った専門的な知識をもとに、航空会社の業務内容、ビジネスモデルなどについて解説し、受講者に全体像を理解させる。
テキスト・参考文献等
・授業ではテキストを使用せず、講義プリントを適宜配布します。
・参考文献については、授業内で紹介いたします。