シラバス
授業科目名 | 年度 | 学期 | 開講曜日・時限 | 学部・研究科など | 担当教員 | 教員カナ氏名 | 配当年次 | 単位数 |
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ベーシック演習Ⅱ | 2024 | 秋学期 | 木2 | 商学部 | 文 純實 | ムン スンシル | 1年次配当 | 2 |
科目ナンバー
CM-AD1-02XS
履修条件・関連科目等
授業で使用する言語
日本語/その他
授業で使用する言語(その他の言語)
朝鮮語
授業の概要
韓国や"朝鮮”のこと少しは知っていいるけど、イマイチよくわからない人、また色々と知ってはいるけど、もっと知りたい人を対象に、現代韓国に関連する社会と文化について学んでいきます。『韓国学ハンマダン』という「韓国理解をアップデート」する本をテキストに、テキストにあるテーマを参考に韓国に関連する社会、文化、政治、歴史、伝統などについてさらに掘り下げて色々と調べ、考察し、理解を深めていきたいと思います。
グループでテキストの章を担当し、調べて、発表し、内容に関してティベートを行っていきます。
科目目的
現代韓国の社会や文化、政治に関して調べて基礎知識を身につける、または自身で疑問に思ったことを調べて自身の考えを持つことで、韓国、"朝鮮”に関連する現代社会に流れる様々な情報の中で、適切な判断ができることを目的とします。また、学習で得た情報や知識を発表し、議論し、内容を深めていく過程を学習することで、主体的学修能力を高めることを目的とします。
到達目標
過去から現代にいたる韓国、朝鮮半島に関連する情報ソースの習得および知識を得て、SNSや本などで流れるヘイトやレイシズムなどの情報に惑わされない判断能力を身につけることを目標とします。また、授業でのテキストのまとめや報告などの過程を学習することで、プレゼンテーション技能を身につけることを目標とします。
授業計画と内容
1 ガイダンス
2 Ⅰ―1 死者の記憶と韓国民主化運動
3 韓国現代史と民主化運動について
4 Ⅰ−2 国家による包摂と疎外
5 韓国の近代史―植民地支配について
6 Ⅰ−3 日本軍「慰安婦」問題をめぐる日韓の溝
7 日韓協定―植民地の歴史とその精算
8 Ⅱ−4 韓国歴史教科書の歴史
9 日韓歴史教科書問題について
10 Ⅱ―5 古代史像と朝鮮観
11 古代史と歴史認識について
12 Ⅱ―6 韓国文学研究という営み
13 K文学について
14 総括
授業時間外の学修の内容
指定したテキストやレジュメを事前に読み込むこと/その他
授業時間外の学修の内容(その他の内容等)
受講の前に、一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール編『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』(大月書店、2021年07月 : ebook. 丸善雄松堂、2021年)の第1章は読んでおくこと(図書館ebookで閲覧できます)。
授業で、報告・発表を担当した場合、レジュメまたはパワーポイントなど発表資料を準備すること。
他にテーマに関連した参考文献はなるべく読んでいきましょう。
授業時間外の学修に必要な時間数/週
・毎週1回の授業が半期(前期または後期)または通年で完結するもの。1週間あたり4時間の学修を基本とします。
・毎週2回の授業が半期(前期または後期)で完結するもの。1週間あたり8時間の学修を基本とします。
成績評価の方法・基準
種別 | 割合(%) | 評価基準 |
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レポート | 60 | 授業中報告をもとにレポートを提出してもらいます。レポート内容中テーマとそれにそった考察の完成度で評価します。 |
平常点 | 15 | 授業中のティベートへの積極参加や授業準備の完成度を評価します。また各報告に対するコメントシートで、きちんと内容を理解しているかに関して評価します。 |
その他 | 25 | 各自担当した報告に関して、内容および発表のパフォーマンスに対して評価します。また受講生のコメント評価も5%含みます。 |
成績評価の方法・基準(備考)
レポート未提出の場合、また講義の3分の1を欠席した場合は評価対象になりません。なお交通機関の遅延など特別な理由なく20分以上遅刻した場合、3回で欠席1回とカウントします。
課題や試験のフィードバック方法
授業時間内で講評・解説の時間を設ける
課題や試験のフィードバック方法(その他の内容等)
アクティブ・ラーニングの実施内容
PBL(課題解決型学習)/ディスカッション、ディベート/グループワーク/プレゼンテーション/実習、フィールドワーク
アクティブ・ラーニングの実施内容(その他の内容等)
授業におけるICTの活用方法
タブレット端末
授業におけるICTの活用方法(その他の内容等)
実務経験のある教員による授業
いいえ
【実務経験有の場合】実務経験の内容
【実務経験有の場合】実務経験に関連する授業内容
テキスト・参考文献等
[テキスト]
緒方義広, 古橋綾編 ; 青木義幸、他著『韓国学ハンマダン』岩波書店、2022年11月、2600円(税別)、ISBN:9784000615693
[参考文献]
一橋大学社会学部加藤圭木ゼミナール編『「日韓」のモヤモヤと大学生のわたし』大月書店、2021年、
ebook. 丸善雄松堂、2021年
韓洪九著、崔順姫・韓興鉄訳『韓国スタディーツアー・ガイド』彩流社、2020年
道上尚史著『韓国の変化日本の選択 : 外交官が見た日韓のズレ』ちくま新書1679, 2022年
水野直樹, 文京洙著『在日朝鮮人 : 歴史と現在』岩波新書、新赤版1528、2015、
吉見義明著『日本軍「慰安婦」制度とは何か』岩波ブックレット no. 784、2010年
木村幹著『歴史認識はどう語られてきたか』千倉書房、2020年
山本浄邦著『K-POP現代史 : 韓国大衆音楽の誕生からBTSまで』ちくま新書1722、2023年4月、
李成市著『闘争の場としての古代史―東アジア史のゆくえ』岩波書店、2018年
波田野節子, 斎藤真理子, きむふな編『韓国文学を旅する60章』明石書店、2020年
(以上、すべて大学図書館所蔵本)
他、授業中にお知らせします。
その他特記事項
授業に関して事前にお知らせすることがあるときは、manabaで連絡することがありますので、必ずリマインダー設定を行うこと。
また、授業ではPDFプリントを配布することもあるので、PDFを読み込めるAcrobad DCはダウンロードしておきましょう。
その他、詳しくは授業時に説明します。